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消防団員確保へ向けての団員応援施策を


更新日: 平成26年02月19日(水曜日)  編集者: 管理者


  平成23年12月より山形市へ消防業務委託をしてから早2年が経過したわけですが、現在わが町の消防・防災力は確実に向上し、安心安全な安定した防災環境が整備されてきております。

 業務委託以前は、常備消防がない町として、歴史と伝統ある消防団組織が自分の町は自分たちで守るという確固たる責任感と使命感で、長きにわたり町の消防・防災の職務を担い、その組織力と団結力は他の市町村には類を見ない組織力を維持していることは皆様もご承知のことと思います。

 さて、現在、消防団の分団再編の基本計画を策定し、将来を見据えた組織改革に取り組んでいますが、少子・高齢化による人口減少が予測される中、全国的にも消防団員の減少が著しく進行している現況、わが町の消防団も例外ではありません。

 消防団組織の維持・拡充・強化は、東日本大震災以降、その経験を踏まえ、国としても団員の待遇改善や拡充を図る環境整備を推進しています。

 以前の一般質問でも団員の待遇改善や団員確保へ向けて、町の町民に対する積極的な広報、啓蒙、施策をと提案させていただき、それ以降、広報やまのべでも特集記事の掲載などの対応を実施していただいており感謝しているところでありますが、これからも継続的かつ具体的な施策が必要だと考えます。

 また、山形市への消防業務委託後、消防団組織は縮小と誤解・誤認の解釈をされる可能性があり、方向性を間違えば、団員の早期退団や新入団員の確保がますます難しくなる恐れがあります。

 地域に密着した消防団は、消火活動のみならず、地震や風水害など多数の動員を必要とする大規模災害時の対応活動、避難誘導、災害防御活動など非常に重要な役割を果たします。さらに、平常時においても、住民への防火指導、巡回広報、特別警戒など、地域に密着した活動を展開しており、地域における消防力・防災力の向上、地域コミュニティの活性化に大きな役割を果たしており、なくてはならない組織だと言うことは、ご承知いただいていることと思います。

 これらを鑑み、町として消防団組織の拡充・強化のビジョンを町民に示し、現団員の待遇の更なる改善とサポート、充実策を図り、団員確保への施策を推進していくべきだと考えます。

 全国的にも各自治体で消防団員の確保とサポートをするためにさまざまな取り組みをしていますので、参考までにご紹介いたします。

 山梨県南アルプス市では「消防団員優遇支援事業(消防団員サポート事業)」として、商工会の協力のもと、市内の108の事業所で団員や団員の家族まで、様々なサービスが受けられる事業を行っております。

 例えば、飲食店では、5%などの割引や大盛り・一品などのサービス、自動車整備事業所では、工賃サービス、ガソリンスタンドでは、割引サービスなどがあり、地域の店舗で買い物をしてもらうことで、地域の商店街の発展にもつながっている実例があります。

 また、長野県松本市では「地域との絆 消防団応援プロジェクト」として、消防団員を地域ぐるみで応援し、顔のみえる関係を築くことで、地域防災力の強化をはかり、団員の士気を高め、新たな団員の確保のための環境を整えることで、魅力ある消防団づくりを進める事業の実施。この制度を利用できるのは、松本市消防団に所属し活動している消防団員とその家族で、消防団員1人に1枚配られる団員であることを証明するカードを、協賛店を利用する際に提示することで、その店独自の特典が受けられます。

 山形県内では、上山市「消防団サポート事業」として、売上げの一部を消防団の活動費に充てる「サポート自販機」。飯豊町では「消防団活性化事業」「消防団婚活事業」などを実施しております。

 わが町でもこういった具体的な施策を実行することで、町全体で、町民みんなで消防団を応援・支援・サポートする環境ができ、それが、団員の待遇強化や団員確保へつながるものと考えます。また、当然、商工会や商業協同組合などとの連携や協力体制が必要になってきますが、これもまた、町商工業の活性化につながる事業になると考えます。

 以上を踏まえまして、町としての消防団に対する明確な方向性と団員の士気向上、団員支援からの団員確保への具体的考えを答弁お願いいたします。




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